Finland

オーロラに出逢う旅

2002年11月13日(水)〜20日(水)
オーロラが見られたのは16日と、帰国便の中(19日)。
オーロラ…といっても結構トホホ…の写真があるのは19日です。
(実際にこの目で見たオーロラはすばらしいものでした)

11月13日(水)
11月14日(木)
11月15日(金)
11月16日(土)
11月17日(日)
11月18日(月)
11月19日(火)、20日(水)

旅のプロローグ
一生に一度は見たいと思っていたオーロラ。
会社のリフレッシュ研修にくっついてきた3日間の休暇にあと3日有給休暇を継ぎ足して、
土日と合わせトータル8日間の休みをもらい、オーロラに出逢うため旅立った。
旅の道連れは実の母。
だんなが出張のため、だんなの母に子供たちをお願いした。
日常に追われて、いつの間にか出発の日となっていた。

11月13日(水)
成田→ヘルシンキ→イヴァロ→サーリセルカ

朝、お義母さんに子供たちを任せて、家を出発。
母とはFinAirのカウンターのある第1ターミナルで待ち合わせ。
今回は初フィンランドで、オマケにとても寒いところでタクシーやらバスやらの手続きをするのが面倒だったので、
ツアーにすることにした(フィンツアーという会社に申し込んだ)。
団体チェックインカウンターでチェックイン。
そのあと、FinAirのカウンターに行って、アメリカン航空のAAdvantageにマイル加算してもらう手続きを済ませる。
NWのラウンジで時間をつぶしたあと、11:40に搭乗(定刻55分発なので少し遅れた)。
FinAirに乗るのは初めてだったけど、アテンダントの質はなかなか。NWもちょっとは見習ってほしい〜
機内食も、某日本国大手航空会社より、ずっと美味しいかも(す〜の味覚に責任は持てません)。

約9時間半の飛行のあと、ヘルシンキ空港に到着。11月から冬時間に戻っていて、時差は7時間。
両替(1EUR=128.45\というとんでもなく悪いレート、オマケにコミッションあり:成田のほうが1円レートが良かった)
をして、国内線ターミナルに向かう。
国内線ターミナルまでは、ちょっと歩く。
オマケに、午後3時〜4時は国内線出発のピークみたいで、荷物検査はメチャ混み。
そのくせ、検査機4つあるのに、2つしか使ってない〜、なぜ??

ヘルシンキ→イヴァロの国内線は、「自由席」。
母と左側に席を取ったのだけど、左は西側になるので、飛んでからしばらく暗くならない。
右側ではどうやら、薄いオーロラが見られている様子(アナウンスがあまりよく聞き取れなくて定かではない)。
オーロラを見るのが目的で夕刻ヘルシンキから北極圏に向かう場合、右側の席に座るのが良いようだ。
イヴァロ行きはキッティラという小さな空港を経由。ここで1時間ほど乗客の乗降がある。
なので、ヘルシンキからイヴァロへの飛行時間は2時間くらいなのにもかかわらず、トータル3時間半くらい。
キッティラですでにちょっと吹雪いていたけど、イヴァロではもっともっと風が強く、吹雪いてた。

イヴァロ空港はターンテーブルが小さいのひとつ、という小さい空港。
荷物をピックアップしたら、サーリセルカ行きのバスに乗り込む。
空港前の駐車スペースはそんなに広くないので、すぐわかった。
ツアー会社からバスチケットも送付されてきて私たちはそれを運転手さんに出したけど、このバスは
予約も必要なく、運転手さんが出発前に運賃を集めに来る。

サーリセルカまでは20分ほど。
バスの車窓から見えるのは凍土と雪が降り積もった木々と横殴りの雪・雪・雪。
・・・今夜はオーロラに出逢えそうもないなあ。

サーリセルカの町に入り、バスはホテルごとに乗客を降ろしていく。
す〜と母が泊まるホテルは、メインのショッピングセンターから歩いて10分ほどのところにある
「リエコンリンナ ホテル」
ここにはフィンツアーの日本人駐在員(女性)が常駐している。
ホテルに入ると、今日、日本から着くのは私たち二人だけということで、駐在員のお二人がお出迎え〜。
ロビーでホテルや町、オプショナルツアーなどの説明を受ける。
そのあと、「ずっとこんな天気が続いているんですよ〜、3日間くらいかな」
…じゃあ、そろそろ晴れるのかな??と思ったら、
「まあ、10日間いても一度も見られないヒトもいますし、10月末のツアーで来た方は5日間連続で見えましたし、
すべては『運』ですねえ」

ここのホテル、部屋からはモジュラがないので、ネット接続はできない。
ロビーに1台パソコンが置いてあって、日本語も読めるようになっている。
ただし、日本語対応キーボードじゃないので、アルファベットしか打ち込めない〜

自分たちの部屋に入る前に、オーロラ観測部屋にも連れて行ってもらった。
ここはオーロラが現れやすい北側の窓が大きく取られていて、暖をとりながらオーロラ出現を待てるようになっている。
オーロラの写真や説明も展示されている。

自分たちの部屋に行ってみると…結構狭いねえ〜
バルコニーがついているんだけど、雪積もってるし、寒いし、で使いそうもない。
まだまだ外は雪が降り続いている。
なので、午後9時までのサウナに入ってさっさと寝ることにした。
サウナに行ってみると、駐在員のおふたりも入っていて、あとで、ちょっとバーで飲んでお話しましょう、
ということになって、バーで1時間ほどお話をした〜。
それから、まだまだ雪は降り続きそうなので、部屋に戻って就寝〜

フィンエアーに乗るのに
何故かノースのラウンジ
ビールを飲も〜 つまみはこんな形の
プレッツェル
最初の機内食
スパークリングワインが嬉しい
ヘルシンキ到着前の機内食 両替しま〜す
レート悪く1EUR=128\
さむそ〜ヘルシンキ空港です ヘルシンキ→イヴァロの
スナック。パン、硬いで〜
イヴァロ空港
ターンテーブル付近
イヴァロ空港入り口 ホテルに着いた〜
ホテルにパソあり
ホテルのお土産やさん
毎朝お世話になった
レストラン入り口
ロビー 部屋です
ちょっと狭いベッド
テレビもちっちゃいよ
テーブルの上に電話あり
でもモジュラじゃないの
部屋からドア付近を
見たところ
バスルーム…
といっても、シャワーのみ
シンク
飛行機に乗ってトランジットを
含めて14時間くらいで
サーリセルカに着きます〜
ドライヤー シャワールーム

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11月14日(木)
サーリセルカ&カクスラウタネン

今日も雪…
一体、いつやむのだろう〜
あさってから2日間(16日&17日)、サーリセルカでスキーの大会が開かれるらしい。
事前情報だと「今年はまだ雪がほとんど降らない」ということだったけど、この日程で大会が開かれる
ということは、11月上旬には雪が降ることを見込んでいるのだな〜
ううむ、そういう情報は欲しかったかも〜
(あとで聞いたところによると、11月は北欧の天候があまり良くないらしい…10月に雨が多いって
聞いてたんだけど〜)

とりあえず、朝食をホテルのレストランに食べに行き、それから町に出てみる。
といっても、小さい町。端から端まで歩いても、20分くらいなものなのだ〜
それにしても、風もあるので寒い。
とりあえず、ショッピングセンターに行ってみる。
結構いろんなものがそろっていた。
ビールとつまみ類を買って、そのあと、特に見て回るものもなく、寒さにも耐えられないので、
そそくさとホテルに戻る。

部屋で本を読んだり、ロビーのパソコンで遊んだりして、午後3時のサウナ開始時間を待つ。
(ホテルのサウナが使える時間は午後3時から9時…短いな〜)
お昼ごはんはわざわざ出かけるのが面倒だったので、ショッピングセンターで買ってきたビールとつまみで…
午後3時になって、母はサウナへ。す〜はサウナに入りたくない気分だったので、部屋でのんびりしていた。

午後5時から、オプションで申し込んだ、カクスラウタネンというサーリセルカから車で15分ほど南下した
ところへガラスコタを見に行く、というのに参加。
12月を過ぎると、イグルーホテル(かまくらみたいに、雪を固めて作るホテル)も見られるらしいのだが、
まだ時期的に早いらしい。
横浜から来ているご夫婦と一緒。
彼らは明日ヘルシンキに飛ぶというのだけど、まだ1回もオーロラを見ていないという。
カクスラウタネンに着いて、空を見上げると、なんと星が見えている。
そこのガイドのおっちゃんも「お、これはオーロラが見られるかも」と言いながら、メイン棟から
ガラスコタまで案内してくれた。
期待を込めて喜んだのもつかの間、ガラスコタに着くまでに、空はまた雲に覆われてしまった。
後で思ったんだけど、雲の切れ間があったってことは、この日もオーロラハンティングに出たほうが良かったな〜

ガラスコタとその周りで1時間くらい過ごしたけど、雲は切れそうになく、おなかもすいたので、
メイン棟に行って夕飯を取りながら、オーロラを待つことにした。
ここでワインを頼み、4人でシェア。
私と母はペッパーステーキを頼んだけど、付け合せのガーリックポテトの量がハンパじゃなく多い。
まあ、この地方にしては許せる味かなあ…(ほかに食べるもの、トナカイとかヘラジカとかの肉が多いので)

ガイドのおっちゃんがラップランドの太鼓を見せてくれたり、そこで飼ってるモコモコの犬と遊んだりして、
たまに外を見に行ってみたりしたけど、サーリセルカに戻る夜11時になっても、結局オーロラは現れなかった。
ホテルに戻って、母は部屋にすぐ戻ったけど、す〜はオーロラ観測部屋で、しばらく空を見上げていた。
…でも、まだ雪はやみそうもない。
この日もオーロラには出逢えなかった。

窓の外はこんな風景 朝食ブッフェです 結構種類はありま〜す ホテルの外観
ホテル入り口
日本語で「ようこそ」もある
釣り鐘状に実が集まってる
雪がかかって、カワイイ〜
さぶいいいい〜〜〜 カメラ向けるとピースする母
夜、カクスラウタネンの
ガラスコタに行った
コタの中から上を見上げる
雪が結構積もってる
コタの中はあったかいよ〜
晴れていれば最高なのにね
メイン棟で食事しま〜す
ペッパーステーキなんだけど〜
ガーリックポテトの量、すご〜
いろいろと案内してくれた
ガイドのおっちゃん
トナカイの首ですう〜 これは生きているワンちゃん
すご〜く、もっこもこなのだ

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11月15日(金)
サーリセルカ&ナイトサファリに出た森の中

今日は朝から晴れている〜〜
これは、期待できるか??
母とウキウキしながら、町を散策してみた。
まず、ホテルから歩いて3分ほどのサーメ教会へ。いつでも誰でも入れるらしい。
とってもキレイな教会で、祭壇の向こうに森が見えて、なかなか雰囲気もいいなあ〜
日曜日などにはリサイタルも開催されていたりするらしい。

そのあと、今回のツアーを主催している会社が作ったというオーロラ観測小屋を見に行ってみる。
ここはホテルから10分くらいの距離。
小屋の中に入るにはホテルフロントで鍵を受け取ってこなければならないので、とりあえず外観だけ〜。
今夜は夜9時からナイトサファリに出ることにしていたので、9時前に晴れてたら、ここに来て
オーロラを待ってみよう。

とりあえず、ホテルに戻ったあと、今日のお昼は外で、ということになって歩いてショッピングセンターの
方に行ってみる(いろんなお店がある(といっても全部で10件程度??)町の中心部はショッピングセンター周辺)。
途中、スパもあるホテル、「ホリデイクラブサーリセルカ」に入ってみる。
見ただけ(笑)。
そこからすぐの「シベリア」というラップランド料理のお店が、情報誌だと12時からになってたけど、
行ってみたら「16時から」となっていた。
あきらめて、ショッピングセンターに行き、その横にあるフードコートで食事することにした。
ピザが大きめだったので、母と二人でシェアすることにした。
まあまあ、かな(トナカイの肉よりは美味しいだろう)。

ショッピングセンターでちょこちょことお土産などを買って、ホテルに戻る。

外が晴れているので、気分はウキウキ。
・・・ところが〜夕方になってくるにつれて外に霧がかかってきた。
結構ひどい霧だ〜。
とりあえず、サウナに入っておいて、そのあと、オーロラ観測部屋に行って外を見てみると、
ますます霧がひどくなっている。

駐在員の方の話だと、10月末にも霧がひどいときがあって、そのあとナイトサファリに出たら、
霧が晴れてオーロラが見られたということなので、ナイトサファリに期待をすることにした。

サファリ前にホテルのレストランで夕食を。
気に入ったメニューがないので、ブッフェにした(スキーシーズンの今は夕食にブッフェが用意される)
このブッフェは一人14EUR(税・サ込みだった)。
メインはサーモンソテー。

9時にナイトサファリに出発。
ツアーガイドのフィンランド人男性と、駐在員1人、他の日本人(ご夫婦一組と女の子二人)
合計8人で出発〜
スノーモービルにひっぱられた10人乗りのそりに乗って、森の中に入っていく。

10分くらい走ったところにコタ(テントみたいなもの)があって、その中でフィンランド人男性ガイドが
先に来て火を起こしてくれている。

コタの中で、ホットベリーティーを飲み、みんなで楽しくおしゃべりしながら、たまに外を見に行って
オーロラを待つ。
女の子二人は、ショッピングセンターで大きいフランクフルトを買ってきていて、ガイドさんに突き刺す棒を
枝で作ってもらって焼いてた〜(笑)→ちょっともらって食べた。
実はこのサファリ、「夜食つき」になっていて、パン(硬い…火であぶってあっためるのだけど、
温まりきらない)とヘラジカのスープ(ジャガイモなどの野菜も入ってる)が出る。
そうとは知らず(ちゃんと読めよ〜>自分)、しっかり夕食を食べてきてしまったのだが、寒いところで
いただくスープは(味は…ううむ〜、だったけど)結構入るもので、いちおう完食した。

どうやら、霧は晴れてきたみたいなのだが〜、空にはすでに雲がかかっていた。

12時を過ぎてもオーロラは現れなかった。
失意のもと、ホテルに戻る…
オーロラ部屋で、ご夫婦と女の子二人と私、5人でしばらく空を見上げていたけど、どうやらムリそうなので、
寝ることにして、解散〜。

す〜は、どうしてもあきらめきれないのか、夜中1時間ごとに目が覚めてしまい、そのたびに
オーロラ部屋に行ってみたけど、とうとう夜が明けるまで雲が切れることはなかった…
またオーロラには出逢えずじまい(泣)

を、晴れている サーメ教会 とってもキレイ〜 オーロラ観測小屋
クロスカントリースキーが
さかんで、明日から大会
Skiサーリセルカ…
雪が多いわけだ
日が昇ったよ
といっても、もう10時くらい
ホリデイクラブサーリセルカ
ホリデイクラブ内のスパ シベリアというレストラン
16時からじゃないか・・・
ショッピングセンター内の
フードコート
こんな感じ
何故かパソコン2台置いてある
ピザ…写真撮る前に
ちょっと食べちゃった(笑)
ホリデイクラブの道をはさんで反対側にある
リエコンキエッピホテル(メイン棟とコテージという造り)
夕食はホテルレストランにて
品数もまあまあ、味も
まあまあのブッフェ
デザートもあり
この日はアップルパイ
ナイトサファリに出発〜
(実は帰ってきたあとの写真)
こんなそり
(前にいるのは母です)
薪をたいて、お湯を沸かします ラップランドの人が履く
トナカイの皮の靴
パンにバターを塗って
あっためてる
ヘラジカのスープ…
味はねえ…ははは

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今日はまたまたココまでですう〜

11月16日(土)
サーリセルカ&オーロラハンティング

まだオーロラに逢えない…今日も雪が降っている。
毎日雪景色を見ていると、何のためにここに来たんだろう、というマイナス思考に傾いていく。
いかん、いかん、こんなことでは〜
気を取り直して、オーロラハンティングに申し込んでみた。
午後9時から3時間、雲の切れ間を探しに、車でひた走るというものだ。

外は寒いし、町は小さいし、お土産買う気も起こらない。
部屋のTVで天気予報をうらめしそうに見ながら、本を読んだり、母とおしゃべりしたりしながら過ごす。
お昼も、ショッピングセンターで買ってきたスパークリングワインとつまみで済ませてしまった。
こっちのワイン類ってアルコール度数低いのだ…このスパークリングは2%程度。

午後3時にまたサウナに行って、ゆっくり暖まりながら(でも、こっちのサウナは石に水かける湿式サウナなので
水かけると、あちいい〜)、今夜の幸運を祈る。

夕食はまたホテルのブッフェにした。
今日のメインはローストビーフ、っていうことだけど、ホントにビーフ??
トナカイじゃないの?っていうくらい硬いで。

オーロラ部屋に、ハンティングの前に見られちゃったりしないかな〜と期待を込めて行ってみたけど、
やっぱり雲がたくさんかかっているねえ〜
雪はだいぶ小降りになったかな。

午後9時になって、オーロラハンティングに出発〜
私たちの他に、昨日の4人も参加だった。

北のほうの空がもしかしたら開けているかもしれないということで、車は一路北へ。
しばらく走っても、イヴァロを越えても、雲は切れない…
みんな毎晩遅くまでオーロラを待って疲れてるのか、うつらうつらしてた…が、
す〜はどうしても寝られなかった
そんな時、空に明かるいところが見えた〜
「あ〜!!」って叫んだら、みんな「何、何??」と大騒ぎ。
でも、それは月だった…
はあ〜違ったか、と思ったそのとき、運転手のヤディさんが、車を側道に停めた。
ヤディさんがドアを開く。
みんな、外に出た。
空を見上げると北のほうに雲の切れ間がある。
え、え、もしかして、あれ??
風に流される雲と違って、動かないぼ〜っとした白っぽいものが。
それはだんだん緑がかってきて、一筋の線になった。
でも、みんなオーロラを見るのが初めてで、それがオーロラだと確信できない。
ヤディさんは運転席にいたので、ヤディさんのところに行き、空を指差して、
「あれ??」とゼスチャーで聞く。
ヤディさんが大きくうなずく。
ああ〜、やっと出逢えた〜。
母が「写真撮れ」とうるさかったのだけど、私だって、写真よりこの目で見てたいよ〜
(いちおう撮ってはみたけど、雲がいつかかってくるかわからないので、いい加減に撮ってたら
やっぱり何も写ってなかった(笑))
カメラの設定を見ている隙に、「あ、流れ星!!」とみんな騒いでる。くう〜見逃した。
…やっぱり、撮るのはやめやめ。オーロラは他のサイトに沢山載ってるので、それを見てもらおう。
そのオーロラは1本の線から、だんだんと広がっていった。
そして、ゆらゆらとゆらめきはじめた。
10分ほど見ていたかな〜、だんだんと雲が出てきて、オーロラを覆っていった。
感動〜〜、本当にゆらめいているんだねえ〜写真だと動かないので実感がなかったけど、
一瞬たりとも同じ姿でいることはないのね。

そのあと、また場所を変えて、今度は湖のほとりで5分くらい、小さかったけどちゃんとカーテン状の
緑のオーロラが見られた。
でも、ここ、さっきの場所(周りに木がたくさんあったの)と違い、吹きっさらし。ものすごく寒い〜〜
車に戻ると、つま先が痛かった〜

これ以外にも、車の中から、何度か緑色の光を発見。
ただ、ヤディさんが車を停める場所を探している間に、すぐ消えちゃって、外に出て見ることは
出来なかったけど。

す〜がオーロラ発見するのがすごく早いので、女の子ふたりに「すご〜い」と言われた。
そう、す〜は目がいいのであるうう〜(両目1.5だよ〜)。
でも、きっと、それだけではないのかも。
恋焦がれている相手が、すごく遠くにいてもわかるような、そんな感覚だった(笑)。

雲が厚くなってきて、もうこれ以上は見られそうもなく、時間も帰ったらちょうど12時くらいになるという
ところだったので、サーリセルカに戻る。
一生懸命、すごくたくさんの距離を走ってくれたヤディさんに感謝。

充実感を抱いて眠りについた…
といいたいところだが、あの感動をもっと味わいたくて、またまた夜中何度か目を覚まし、オーロラ部屋に
行ってみた。でも、見られなかった。

サウナを撮りに行った
脱衣所
シャワーです サウナ入り口。横の箱に紙が
あるので、中で敷いて座る
手桶とひしゃくがあるので、
桶に水を汲む
汲んだ水をひしゃくでここに
かける。すごい蒸気になる
ここに紙を敷いて座るのだよ オーロラハンティング
ほら、ほら、オーロラだよ〜ん
見られたねえ、オーロラ。
真ん中がヤディさん。Thanks!!

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11月17日(日)
サーリセルカ

昨日オーロラが見られたので、明け方はとってもゆっくり寝られた。
今日も見られると良いのだけど、相変わらずチラチラと雪が舞っている。
今夜はオーロラ小屋へ行ってみよう。

それにしても、本当にすることがないな〜。
ロヴァニエミ(サンタ村がある)までバスで行ってみようかという話にもなったのだけど、片道3時間、
オマケに朝8時半のバスに乗らないとサンタ村入場ができないということで、断念した。
今日はどうする?と母と相談して…昼を過ぎたら、お土産を買いに行こうということにした。

午後、買い物に出る。
ホテルからすぐのところに、ラップランドのお土産を売っているLappi Shopがあって、入ってみる。
品数は多くないけど、トナカイの皮で作った太鼓や、サーメ人の伝統手芸ピルタナウハ織りで作った
しおりとかを売っている。母とトナカイの皮の太鼓(小さいやつ)を購入〜

ホリデイクラブサーリセルカにある雑貨のお店は、カワイイものがたくさん置いてある。
ここで母に、記念に〜とリエッコ(雷鳥)をかたどったネックレスを買ってもらった。Thanks〜

そのあと、ショッピングセンターで、チョコレートとかをしこたま買い込む。
ヘルシンキでは、なるべく時間を観光にあてたいので、ここで買えるものは買ってしまおう、と。
(でも、ヘルシンキのスーパーの方がチョコレートは安かった→結局、ヘルシンキでもスーパーに行ったのだ)
ショッピングセンターのビニール袋は有料なので、一度買い物をしたら、次はそれを持っていくのが正しいぞ。
とゆーことで、母がしっかり袋を持って行ってた(す〜なら、絶対忘れて、次も袋を買うはずだ)。
す〜は、近所へのチョコ以外に、家族へのTシャツとかを買った…家族4人、おそろいのTシャツ〜(汗)
(次のビーチリゾートへの旅行で着よう…「サーリセルカ、ラップランド、フィンランド」って書いてあるやつ〜)
母もなんだか沢山買い込んでいた。

帰り道、遅めのお昼ご飯を食べようと、雑貨のお店の横にあるGuksiへ。
ここは美味しいピザの食べられるバーのようなところ。

カウンターでピザを選んでいると、横にいたお兄ちゃんが、「チャイニーズか?マッシュルームは好きか?
俺は好きだぞ、ここのピザはうまいぞ、どういうピザが食べたいんだ?」と英語でまくし立てている。
相当酔ってるねえ、この兄ちゃん。酔ってなきゃ、結構カッコ良いのにねえ〜
(店員ではない、客なのだ〜)
で、「飲み物は何にする?これ、うまいぞ、飲んでみろ」と自分の飲んでたのを差し出すので、
断りきれずに一口もらった。そしたら、梅酒サワーのような味わいで美味かったので、飲み物はそれにした。
オマケに、ピザも結局そのお兄ちゃんオススメのマッシュルーム(というかエリンギのようなキノコ)と
ハムのピザにした。
テーブル席に着くと、飲み物、ピザが運ばれてきた。と同時にお兄ちゃんがやってきた。
をい、タバコくさいよ〜
「この店、いいだろ〜、それ(飲み物)うまいぞ、ほら、飲め〜」
…をい〜
母と「いつまでいるんだろ??」と同時に思った(と思う)そのとき、「それじゃあ、楽しんでね」と行っちゃった。
変な兄ちゃんでした。
でも、その兄ちゃんオススメのカクテル(プラムリキュールとジンと、何かが入ってる、って言ってた)は
美味かったし、ピザもサーリセルカで食べた食べ物の中で一番美味かった。

そのあと、ホテルに戻り、サウナに入っていると、日本人駐在員のお二人も入ってきた。
「今夜、飲みに行くかもしれないので、一緒にどうですか?」って誘われたので、疲れてなかったら行くことにした。

夕飯は、飲みに外に出たときに食べようということにした。

そしたら、駐在員の携帯に電話が入り、どうやら今日到着予定のお客さんが飛行機のストか何かでどこかの
空港で足止めを食っているらしい。
この件があって、飲みにいけるかがわからなくなったので、とりあえず、母と夕飯を食べに外に出てみた。

すると、空の雲がだいぶ薄くなって、月が透けて見える。
これは〜!!と思い、夕飯はあとあと〜、とりあえず、オーロラ小屋方面に行ってみよう、ということに。
オーロラ小屋に着くと、中で人の気配が(この小屋には窓がない)。
一緒にハンティングに行ったご夫婦が、ストーブに薪をたいて、トナカイハムを焼いてサンドイッチにして
夕飯を食べているところだった〜。
「ご一緒にどうぞ」と言われて、遠慮なく(汗)ビールとサンドイッチをいただいた。
だんな様のほうは、アウトドアが大好き、ということで、薪の燃やし方もすごく上手〜。
ストーブの火がガンガン燃えていて、すごく暖かかった。
しばらくすると、女の子二人もやってきた。
みんなで、オーロラを待った。
…でも、月はうっすらと見えているものの、雲は切れなかった。
夜12時近くなって、雪も強くなってきたので、ホテルに戻ることにした。
女の子二人はリエコンキエッピホテルに泊まっているので、リエコンリンナホテルの前でバイバイ〜。

ホテルに戻ると、駐在員の人がバーで飲んでた。
「今からでも行きます?」と誘ってくれたので、す〜は行くことにしたけど、母とご夫婦は「疲れてるから寝る」と
部屋に戻っていった。

テーレンペサというナイトバーに行き、2時間くらい、現地の人たちとおしゃべりをしながら飲んだ。
途中、スキーの大会に来ていたフィンランドチームがお店にやってきた。
冬季オリンピックの女子クロスカントリー10km金メダリストのひともいて、お話した。きれいな人だった〜
それにしても、こちらのオトコの方たちは結構なれなれしいですなあ〜手の甲や頬にキスされまくりで、
ちょっと辟易…

午前2時近くになったので、ホテルに戻る。
いちおう、最後のオーロラ部屋…名残惜しさを感じながら、ソファーで眠り込み、気づいたら1時間経っていた(汗)
このときもオーロラには出逢えなかったので、部屋に戻って就寝〜。

オーロラ観測部屋のドア オーロラ展示室と書いてある 確かに展示物もたくさん パネルの写真はとってもキレイ
オーロラの原理や観測の歴史などの資料もたくさん こっちが北です 買い物へ〜LappiShopの前
LappiShop看板 入り口 民芸品がたくさん キレイなお店でした
ホリデイクラブにある
雑貨やさん
看板 いろいろお世話になった
ショッピングセンター入り口
遅めのお昼をホリデイクラブ
にあるGuksiで
Guksi店内 お兄ちゃんが勧めた飲み物 多分、サーリセルカで
一番美味いピザ
こういうのはアウトドアが
好きな人に任せるに限る〜
小屋の中で母と… さ、残念だけど、
ホテルに戻ろう〜
夜中のナイトクラブにて
恥ずかしいのでソフトフォーカス

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11月18日(月)
サーリセルカ→イヴァロ→ヘルシンキ

結局一晩しか見られなかったオーロラ。
でも、またココに来るかはわからないけど、絶対どこか(アラスカかカナダかグリーンランド)に見に行くぞ〜。

ホテルをチェックアウト。フロントのお姉さん、とびきりの笑顔で「何も清算するものはないわよ〜」
をいをい、いいのか、レストラン使ってるで〜。
そのように言ったら、「あら〜、ホントだ〜、ありがとう〜」と言われた(笑)。

11時前のバスでイヴァロ空港へ向かう。
帰りは昨日オーロラ小屋で一緒に過ごした4人と一緒だ〜。
周りは真っ白な世界…へえ、こんな風になっていたのか〜って思いながら窓の外を見ていた。
(来たときも、オーロラハンティングも夜だったので、周りの風景はよくわからなかったので)

イヴァロ空港は本当にちっちゃな空港。出発カウンターはNo.1〜4までしかない。
出発ロビーには小さなカフェがあって、大きな暖炉で火が燃えていて暖かい。
カプチーノが2EURだった。

イヴァロ→ヘルシンキは、行きと同じくキッティラを経由する。

ヘルシンキに到着。
母と国際線ターミナルに向かう。
ヘルシンキ到着時に、帰りのシートリクエストをしていたのだが、窓側が取れていなかったので・・・。
フィンランド航空カウンターで「先週、ここでシートリクエストしてたんだけど〜、旅行の目的がオーロラ
見ることだったのに、見られなかったから、どうしてもAの席(左窓側)が欲しいの。同じ列で、空いてない?」と。
すると、「2席は空いてないわよ、Aだけだったら空いてるんだけど〜」
をを〜〜!!
すかさず「別々になってもいいから、ひとりAにして〜」
「わかった、じゃあ、ひとりA、もうひとりはDでいい?」
やった〜〜、取れた〜。あとはオーロラが出てくれることを願うのみ。

ヘルシンキからバスで市内へ。ヘルシンキ中央駅のすぐ横がバスターミナル。
そこから、今夜の宿、「ソコスホテル・ヴァークナ」は交差点を渡って、すぐ。
なかなか便利なところにある。
でも、ベルはいない。
チェックインを済ませ、部屋に入った後、すぐに外へ。
もう夜なので、主要な観光は明日の昼間。

初めての土地で、オマケに夜…方向感覚が全然ない。
そして、ヘルシンキは1泊だけだから、と旅行会社からもらった薄いガイドブックだけを頼りに…だったので、
周りのヒトに道聞きまくり。
・・・ホテルの中がめちゃくちゃ暖かかったので、すっかりマフラーするのを忘れて出てきてしまった。
結構寒い〜〜

クリスマス用品が街にあふれている。ここはサンタクロースの国なんだ〜、と実感する。
途中、ちょっとお土産を買って、夕飯はガイドブックに出ていた、F-1レーサーのミカ・サロが
デザインしたというお店「Eats」に入ってみる。
店員がハッピ着てたり、料理は多国籍だったり…なんか、面白い店だった。

食事を済ませたあと、ソコスホテルの横にあるソコスデパートを見てみる。何も買わなかったけど。
そのあと、地下の食料品売り場で、夜飲むビールを買って、ホテルに戻った。

ビールを飲んだら、やたら酔いが回って、爆睡〜

イヴァロ空港 カウンター カフェでカプチーノを もうすぐ搭乗です
ヘルシンキ空港
国内線→国際線ターミナル間
行きにはなかったツリーが〜
バスターミナルへの出口です ソコスホテルのロビー 部屋:クローゼット
アイロンもついてます〜
Bath デスク周り ソファ ベッド
外に出てみる〜
イルミネーションがキレイ
(写真はぼけてる)
レストランEats このキャラで統一されている
メニュー 店内 トマト&モッツァレラチーズ クリームパスタ
なぜかタイカレー ヘルシンキ中央駅 駅正面入り口 デパートの中のツリー

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11月19日(火)、11月20日(水)
ヘルシンキ→成田

朝起きると、雨が降っている。今日の観光はどうするか〜、デパートで傘でも買おっか?と思っていたら
朝食のあと部屋に戻って外を見てみるとやんで晴れ間がのぞいてきていた。

荷物をまとめ、ホテルをチェックアウト。
ホテルの入り口付近に、荷物を置いておける小さな物置部屋が用意されていて、部屋の鍵で利用出来る
ようになっている。荷物を出すときに、鍵はドアの横の入れ物に入れる。

とりあえず、北西に向かい、ぐるっと回って東に向かう…というテキトーな観光計画を立てた。
(あとでよくよく考えたら、逆回りの方が良かった…建物の開館時間とかを考えていなかった(汗)
 ただ、全部見ていたら、時間は全然足りなかったと思うので、結局は良かったのかな?
 もう少し時間をかけて見て回りたかったな〜)

まず、目指すは国立博物館。
その手前にある立派な建物をそれだと思ってずかずかと入っていくと、職員のお兄ちゃんに
「どこに用事があるの?」と聞かれたので「博物館」と答えると、「それは、道に出て、あっちだよ」…
どうやら、政治に関係のある建物に入ってしまったらしい。
(それが何なのか、ちゃんとしたガイドブックを持っていっていないので、知る由もない)

お兄ちゃんに示された方に行くと、すぐあった・・・博物館。
でも、開館時間は11時、時計を見てみるとまだ9時半前である〜。
ホテルからそんなに遠くないので、午後に時間があれば来ることにする。

そこから、テンペリアウキオ教会を目指す。
岩山の横に公園がある…けど、教会なんて見当たらないぞ。
どこ〜??
ベビーカーを押していたおしゃれなお母様に声をかける。「テンペリアウキオ教会、ってどこですか?」
すると、「ここよ」と岩山を指差す。
へ?…ガイドブックを見てみると、「岩盤をくりぬいて作った教会」とある…(調べておけよ、す〜(汗))
「ここだと入り口と反対側だけど〜、こっちから回った方が近いわね」と教えてもらい、入り口へ。
ここは10時から拝観できる。
時計を見ると15分前だ…うう〜中、見たいけど、15分〜〜
と思っていると、母が「こっちに、ムーミンいっぱい売っているお店あるわよ〜」と。
教会入り口の道をはさんで反対側に小さなお店があった。
そこでお土産を買っていたら、いつの間にか10時ちょうどになっていた。

教会の中は、すごくステキ。
岩盤の中なので、音がとてもよく響く
…荘厳な気持ちで拝観していたら、と〜ってもうるさい中国人一行がやってきた。
をを〜〜い!! うるさ〜い。オマケに、祭壇にずかずか上がって、係のお姉ちゃんに注意されてる。
雰囲気ブチ壊しである。
(拝観料:無料。トイレに行くときは0.5EUR寄付する)

そこから、ヘルシンキ中央駅まで戻り、駅の前にあるアテネウム美術館へ。
ひとり7.5EUR。
ロートレック展をやっていた。
あまり時間がないので、中をぐるっと早足で回る。
やっぱり絵はよくわからん。

次は、ヘルシンキ大聖堂だ〜
そんなに遠くないはず・・・と思ったら、坂をぐんぐん上がる〜
ヘルシンキ大学の前を通り坂を登りきると、大きな聖堂が現れる。
中に入ってみると、やはりここも荘厳な雰囲気〜パイプオルガンもキレイだわ。
(拝観料:無料)

次は、すぐ横の元老院広場。
真ん中に像が立っているけど、よくわからん(あくまでも詳細なガイドブックなし(汗))。

そろそろお昼なので、ウスペンスキ寺院の方に行って、その横にあるガイドブックに載っている
レストランに行こうということになった。
「ラヴィントラ・シプリ」(たまねぎ、の意味)というレストラン。

ブッフェとテーブルサービス、どちらにする?と聞かれたので、テーブルサービスの方にした。
それほどおなかがすいていなかったので、コースをひとつ頼んで、スープをひとつ頼んで
母とシェアすることにした。
そしたら、前菜とメインを、ちゃんと二人分に分けて出してくれた。

食事を終えると、ウェイトレスのお姉さんが「こっちに来てみて」と。
行ってみると、屋根がガラス張りになっている部分があって、ウスペンスキ寺院がそこから
眺められる造りになっている。
・・・でも、結構すごい雨が降ってる〜。やば、傘ないよ〜。

外に出てみると、それほどひどい降りではなくなっている。
とりあえず、海沿いを歩いてみる。
シリヤラインの大型客船が停泊している…バルト海を航行する客船…大きいな。

マーケット広場では出店は3つくらいしか出てなかった。
欲しいものもない。

広場を抜けて、街を歩くと、またまたいろんなお店が〜
ここでもお土産を買った。

ホテルに戻ると、すでに2時すぎ。
飛行機は5時半。
空港までは30分ほどだけど、今から博物館に行くのもせわしないし、他を観光する気力もないので、
さっさと空港に行くことにした。

フィンランド航空カウンターでチェックイン。

手荷物検査を受けて、免税の手続きをして、出国してからまだ時間があったので、母とゆっくりビールを飲む。
また来たいね〜、フィンランド。
をっと、でも、まだ私にはやることがある。
そう、飛行機の中からオーロラを見ること。
必ず見られるとは限らないのだけど、絶対、絶対、寝ないぞ(笑)。

朝、パソコンをいじる
でも、つながらない
ホテルレストランで
ブッフェの朝食
外は雨が上がったみたい 入らなかったけど・・・
国立現代美術館キアズマ
何の建物?? 国立博物館 博物館入り口、まだ閉まってた 博物館をあとにして・・・
岩盤をくりぬいた テンペリアウキオ教会です 入り口
パイプオルガン・聴いてみたい
2階部分から全体を見たところ ヘルシンキ中央駅まで戻って 中に入ってみた〜
駅構内 アテネウム美術館 ロートレック展 常設展示
建物もキレイ ヘルシンキ大学の前 ヘルシンキ大聖堂正面 中に入ってみる
シャンデリアもキレイ キリストの絵 パイプオルガン 元老院広場側
元老院広場 ウスペンスキ寺院&レストラン 湾内は凍りかかっている レストラン
ラヴィントラ・シプリ
店内 メイン…なんだっけ?(汗) デザート レストランのガラス屋根から
ウスペンスキ寺院&レストラン
その2
寒そうな海 豪華客船シリヤライン このモニュメントは何?(汗)
街並み1 街並み2 ソコスホテルヴァークナ ヘルシンキ空港

そして、オーロラと出逢う・・・

飛行機が飛んでから、機内食も出て、一つ目の映画(スパイダーマンだったらしい)が終わる。
ずっと外をみているす〜…
でも、まだ現れない、オーロラ。
Bの席は、どうやらCの席に座っているおじさまがフィンエアープラス(フィンエアーのマイレージプログラム)の
上級会員らしく、ブロックされていて誰も座っていない。
機内の明かりが窓に反射されてしまうので、一生懸命手で影を作って外を見ている。
「何してるんだろ〜?」というC席のおじさまの冷たい視線。
画面にはもうすぐ2本目の映画がはじまるのかいつものナビ情報が出ないので、どこを飛んでいるのかさっぱり。
もしかして、もう北極圏より南かな〜・・・見られないのかな?
と思い始めたそのとき、外にぼ〜っと緑色の光が。
「オーロラだ!!」
それは横に一筋のぼんやりした線になって現れた。
だんだん濃くなってきたので、母に手招きする。
C席のおじさまがちょっと怪訝な顔をした…目が合った…そこで、「すみません、母と私がフィンランドに行ったのは
オーロラを見るためだったのですが、少ししか見られませんでした。それで、今、外にオーロラが見えてるんです。
なので、母にも見せてあげていいですか?」と聞いてみた。
すると、おじさまは満面の笑みをたたえて、「ど〜ぞ」と。
そして、「私も、フィンランドにいるときでも、なかなかオーロラは見られないんですよ」と言うので、
おじさまにもオーロラを見てもらった。
そして、そして、もっとあつかましいことに「実は、一緒に旅をした友人がこの飛行機の後ろの方に乗っているのですが、
こちらの窓側ではないんです。彼らも、オーロラを見たいと思うので、連れて来てもよいでしょうか?」と
聞いてみた。
これも快諾してくれたおじさま。
そして、みんなでオーロラを堪能しようとしたとき、この薄いオーロラは無情にも消えてしまった。
残念・・・とみんなが自席に帰ったそのとたん、外に、まるで黒画用紙に絵筆で鋭く緑の線を描いたごとく、
オーロラが現れた。
それは、みるみるカーテン状にひろがってゆらめいた。
とりあえず、おじさまに「すごいオーロラが現れましたよ」と。
そのあと、母を呼ぶ。
おじさまは、もう眠たそうで、どうしようかすごく迷ったのだけど、「また4人を連れて来ても構わないですか?」と
聞いたら、これも快諾してくれた…Thanks。
このオーロラは1時間ほどずっと見えていた。
ところどころ、緑だけでなく黄色と赤の光も混じっている。
ものすご〜く感動。
こんなに大きなオーロラが最後に見られるなんて。
…女の子ふたりのうちの一人が、ビデオカメラを回し始める。
あ、ビデオはスーツケースの中だ…とりあえず、デジカメで撮っておくか〜
…撮れたのはトホホの写真。
でも、す〜の心の中の「思い出の領域」には、しっかりすばらしいオーロラが写った。

オーロラが静かに消えていき、す〜も満足の中、心地よい眠りについた。

最初の機内食 わかるかな? 実際に見たのはすごい光
見えるかな〜??(左下の明るい白い光は飛行機のライトです)
黄色と赤の光も ゆらめいている 成田到着前の機内食


そして、成田

朝、機内食が片付けられたあと、隣のおじさまと1時間ほどお話をした。(英語はちとツラかった(笑))
フィンランド大使館のエンジニアとして働いているそうで、奥様と娘さんふたりとともに
目黒に住んでいるということだった。
今日、奥様が母親の病状が思わしくなく、アメリカに行くとのことで、自分の帰宅と奥様の出発の
時間が近いので奥様と会えるかどうか心配している、ということだった。
到着は定刻の15分前。
「良かったですね」と言ったら、「Thanks」とまた満面の笑みを見せて、足早に飛行機を降りていった。
ターンテーブルのところで、おじさまが荷物を待っている。
相当あとになって出てきたおじさまの荷物にはプライオリティタグが…
職員に「なんで、こんなに遅いのだ?」と抗議してた〜当たり前だよね。無事に奥様と会えますように。

無事、税関を抜け、母はJRへ、私は吉祥寺までのバスへ。
お母さん、お疲れ様でした〜

私はバスを待っている間、5分早く出発する厚木行きのバスを待っている、フランス人のおじさまと
15分ほどお話させてもらった。
フランスの人だったので、ワインの話ができて、とっても楽しかった。(ここでも英語はちとツラかった(笑))
…フランスにも行ってみたいな。


エピローグ


オーロラ、実際に自分の目で見て、本当に、この地球上に生を受けて良かったと思った。
大げさかもしれないけど、地球がなかったら、太陽がなかったら、自分がいなかったら…この感動は
ないんだな〜って思った。
そんな自分をこの世に誕生させてくれた母と、オーロラを見に行けたす〜は、とっても幸せなんだろうな。

今度は、寒がりのだんなを引っ張ってでも連れて行こうと思う…
そして、娘たちも連れて行こう…
オーロラに逢うために。

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